チュチェ87(1998)年4月のある日、偉大な金正日総書記は祖国を訪問している総聯の責任幹部たちを呼び寄せた。
国事で多忙な中でも自分たちのために時間を割いてくれる総書記の熱い愛を肌で感じながら総聯の幹部たちは出発を急いだ。
そのとき、電話で彼らの出発準備の状況を調べた総書記は、今日は天気が非常に曇っているから飛行機ではその安全が心配だとし、汽車や陸路で来るようにと助言した。
しばらくして再び電話をかけてきた総書記は、特別列車を送ると言って列車の発車時間と途中の停車駅、到着時間を具体的に教えるのであった。
昼夜を分かたぬ強行軍で重なっている自身の疲労は意に介せずに、総聯の活動家たちのことから気遣って特別列車まで編成して送るようにした総書記の温情のこもった措置にたいする話は、今日も在日朝鮮人運動史に崇高な同胞愛の伝説として末永く伝えられている。