「金日成全集」は、チュチェ時代と朝鮮革命の前途を明るく照らした偉大な金日成主席の革命思想と業績が集大成されているチュチェの革命全書であり、金日成民族の大国宝である。
金日成主席は革命指導の全期間にわたって絶え間ない思索と探求、エネルギッシュな著述活動を行い、多くの古典的著作を発表した。
「金日成全集」の第1巻から94巻までには、主席がチュチェ15(1926)年10月、打倒帝国主義同盟の綱領を作成した歴史的な日から始まって、生涯の最後の年であるチュチェ83(1994)年7月まで発表した古典的著作が、第95巻から100巻までには金日成主席の回顧録「世紀とともに」の第1巻から6巻までが巻別に収録されている。
「金日成全集」は不滅のチュチェ思想に基づき、それで一貫されているもっとも科学的で独創的な革命全書である。
「金日成全集」にはチュチェ思想の創始経緯と本質的内容、普遍的真理性とそれを具現した革命と建設の指導原則をはじめ、人民大衆の自主性を実現するための原理と原則、方途を全面的に解明した著作が収められている。著作で明らかにされた諸問題は徹底的に人民大衆の自主的要求と利益、朝鮮革命の実践的要求から出発しており、その解決の根本方途も朝鮮の具体的実情と朝鮮人民の創造的力に求めている。
「金日成全集」は革命と建設において提起されるすべての問題に百科全書的な解答を与える豊富でかつ多方面的な革命全書である。
全集には民族解放と階級解放、人間解放、社会主義革命と世界革命など人民大衆の自主性を実現するための革命理論と政治、軍事、経済、文化をはじめとする各部門の闘争課題、遂行方途が明らかにされている。また哲学と経済学、歴史学と文芸学、自然科学技術分野に至る各分野の思想と理論が幅広く全面的に展開されている。
全集には偉大な金日成主席が革命と建設を導く過程で得た豊富でかつ貴重な大衆指導経験を一般化して明記した大衆指導の本質と根本原則、革命的指導体系、活動方法と活動作風などの理論が全一的に体系化されている。
「金日成全集」は以民為天を一生の座右の銘とした偉大な金日成主席の崇高な人民愛、徹底した人民観が集成されたもっとも人民的な革命全書である。
以民為天は金日成主席の思索と活動の座右の銘であった。主席の一生は人民大衆の利益を第一位に置き、それを実現するために思索と探求を続けてきた日々であり、人民大衆を恩師とし、かれらの意思と要求を反映して思想と理論を創造してきた過程であった。
全集に収められた一つ一つの思想と理論、原理と命題には人民の要求と利益を基準として思想・理論活動を行ってきた偉大な主席の崇高な人民観がそのまま反映されており、人民大衆の自主的な意思と要求を集大成し、体系化すれば思想となり路線と政策になるという主席のゆるぎない信条が反映されている。
全集に収録された著作は主席が一生人民の中におられながら彼らとひざを交えて彼らの思いと闘争経験を聞き取り、時代と革命が提起する切実な問題を探しだして一般化し、定立した思想理論である。
人民のために瞬間も思索を怠らず、生涯の最期まで人民を訪ねて歩み続けた金日成主席の大きな心血が潜められている「金日成全集」は、その特出した人民性からして万人の心を捉えるチュチェ時代の大傑作である。
「金日成全集」は朝鮮革命と自主時代の壮大な実践の中で生まれ、革命実践を通じてその真理性と生命力が確証された威力ある実践の武器である。全集に収録された著作はみな静かな書斎で著述されたものではない。
金日成主席は人民大衆の中に入り彼らを革命と建設へと導きながら革命実践における諸問題に解答を与える古典的著作を執筆した。帝国主義に反対する二回の革命戦争と二段階の社会革命、チュチェの社会主義建設の立派な遂行は、主席が革命発展の各時期、各段階において新たに打ち出した路線と政策の真理性、科学性と生命力の明白な誇示となる。
金日成主席が朝鮮革命の開拓期に発見したチュチェ思想の原理から始まって一生をかけて定立した革命と建設に関する思想・理論は、実践の中で創始されて深化、発展され、実践の中でその正当性、生命力が確証された革命闘争の指針、勝利の旗じるしなのである。
今日、朝鮮人民は民族の大国宝である「金日成全集」を持っていることを最大の幸運、栄光と見なし、偉大な金日成主席の思想と意図通りにチュチェの革命偉業を完遂していく決意に満ちている。