【平壌6月20日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国とロシア連邦間に平等と主権尊重、善隣と互恵の原則に基づいて包括的かつ戦略的なパートナーシップを樹立することに関する国家間条約が調印された。
朝鮮労働党
調印式には、朝鮮とロシアの国家指導幹部が出席した。
最高首脳たちは次いで、「朝鮮民主主義人民共和国とロシア連邦間の包括的かつ戦略的なパートナーシップに関する条約」が締結されたことに関連して共同発表を行った。
これは重大な出来事であり、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長としてプーチン大統領同志と共に朝ロ両国の立派な人民のために、現在だけでない未来に備えて深遠な戦略的重みと意義を持つ政治的出来事を責任を持って成し遂げたという自負によって実に光栄に思っていると述べた。
ウラジーミル・V・プーチン同志は、ロシア連邦は伝統的に親善的で友好的なロ朝関係の強化に優先的な意義を付与していると述べ、数十年間、朝鮮と多くの分野にわたって相互協力発展の大きな経験を蓄積したことについて指摘した。
プーチン同志は、ロ朝間に調印された包括的かつ戦略的なパートナーシップに関する条約は達成された状態にとどまらず、ロ朝関係を新たな質的水準へ引き上げようとする両国の志向を反映している事実上の突破口になる文書であると言明した。
プーチン同志は、ロシアも朝鮮も自主・独自の対外政策を実施し、恐喝と強要の言語を容認せず、政治的動機によって制裁と制限措置を実施することに事実上反対すると述べ、西側が政治、経済、その他の分野における自分の覇権を維持するために習慣的に用いる手口である制裁・圧殺策動に引き続き対処するであろうし、この脈絡で米国とその追随勢力にそそのかされる国連安保理の無期限の対朝鮮制限措置は再検討されなければならないと強調した。
また、朝鮮半島地域の緊張激化の基本原因は韓国と日本など、朝鮮民主主義人民共和国を敵視する国々の参加の下で軍事訓練の規模を拡大し、度合いを強める米国の対決政策にあると述べ、ロシアは情勢悪化の責任を朝鮮に転嫁しようとする企図を絶対に許さないであろうと指摘した。
プーチン同志は、朝鮮民主主義人民共和国は自らの国防力を強化し、国家の安全を保障し、自主権を守る権利を持っていると述べ、ロシアは今後も朝鮮半島での武装紛争再発脅威を取り除き、不可分の安全原則に基づいてこの地域で長期的な平和および安定構図を形成するために政治的・外交的努力を傾ける用意があると言明した。
プーチン同志は、今日、調印された包括的かつ戦略的なパートナーシップに関する条約はこの文書の締約国のうち、一方が侵略を受ける場合、相互支援を提供することも予見していると述べ、ロシア連邦は条約に従う朝鮮民主主義人民共和国との軍事技術協力を排除しないと強調した。
プーチン同志は、今日の会談がロシアと朝鮮民主主義人民共和国間の友好とパートナーシップのより一層の発展と全ての地域の安全強化に寄与するものとの確信を披歴し、
朝ロ最高首脳たちは、今日のこの意義深い条約調印式が、今後の朝ロ関係発展の百年の大計とともにその意義が一層鮮明になり、浮き彫りになる戦略的選択となり、この世で最も強靭で英知に富む両国人民の明るい未来を約束する忘れられない契機になることを祈った。
敬愛する