クウェートのアル・シャヒド新聞社、イウティマド・ニュース新聞社編集局長
ムハンマド・アル・アジュミ
朝鮮は自分の独特な国家思想と政治哲学を持っているがゆえに国家発展の境地を切り開くことができ、尊厳のある国になりました。
今日、多くの人が朝鮮を人民の国、自主の国と呼んでいます。
もちろん、朝鮮を非難する勢力もあります。
しかし、朝鮮の歴史と現実を正しく見る人であれば、朝鮮が正しい指導思想をもち、全人民の団結した力に依拠してあらゆる挑戦に打ち勝ちながら自己の正しい道を進んでいるということがわかるでしょう。
朝鮮が人民の国、自主の国であるというのは、この国にたいする正確な評価だと思います。
朝鮮は人民の国です。
朝鮮が人民の国だというのは、各階層の人民の利益が優先視され、すべてが人民の利益の実現に服従するということを意味します。
朝鮮が人民の国になるのは、チュチェ思想がもたらした必然的な結果であります。
チュチェ思想は、
チュチェ思想の要求どおり、朝鮮人民の力に依拠して朝鮮における革命と建設を導き、朝鮮をすべての人が平等であり、社会的正義が実現された人民の国に変えました。
主席は一生涯、人民の中に入り、彼らと生死と苦楽をともにしました。
主席が残した「人民の中に入ろう!」という名言は、今日も多くの人々の記憶に残っています。
わたしが行政局長および編集局長を務めているイウティマド・ニュース新聞社でもこの名言についての記事を編集して新聞に掲載しました。
この名言には、主席の一生の信条が含蓄されていると思います。
主席は訪朝した各国の人士が朝鮮の成果の秘訣について尋ねるたびに、自分はいつも平凡な人民の中に入って彼らのよい意見を多く聞いていると、人民大衆がまさに先生だと答えたそうです。
朝鮮が前世紀、いかなる路線上の錯誤や紆余曲折もなく、正しい道に沿って上昇一路をたどることができたのは、主席の政策が人民の意思と念願を反映したことにより、人民の絶大な支持と信頼を得たからです。
今日、朝鮮では
近年、朝鮮で水害をこうむった地域の人民のために国家的な緊急措置を取り、彼らの生活を最短期間に安定させたことや、敵対勢力の制裁と封鎖、大流行病に対する防疫措置で難関と挑戦がさらに増大する中でも、人民の住宅建設計画を引き続き推し進め、子供のための乳製品と学生服、学用品の優先的な生産と無料供給など、人民愛、次代愛の政策が引き続き実施されているのは、人民大衆第一主義が朝鮮で生き生きとした現実となっていることを示しています。
これがほかならぬチュチェ思想の生命力だと思います。
朝鮮は自主の国です。
朝鮮が自主の国というのは、この国が自主権と尊厳を生命のごとく見なし、これに関連してはいささかの譲歩もなく、あらゆる形の干渉と支配主義的策動を決して許さないということを意味します。
朝鮮の党と国家の政策はすべて自主で一貫されています。
これもチュチェ思想の必然的な結果だと思います。
朝鮮はアメリカをはじめ大国の覇権政治が氾濫する今の世界で、いかなる政治的、経済的、軍事的威嚇や圧力にも屈せず、自分の定めた道を力強く進むことに世界は驚いています。
世界の多くの人が朝鮮といえば、他国とは違ってアメリカの威嚇と恐喝が通じない国と認識しています。
朝鮮は自分の強力な軍事力をもっているがゆえに、国の自主権と尊厳を口先ではなく力で守っています。
今、朝鮮は核抑止力まで備えた自主の強国としてその存在を誇示しています。
たとえ、わたしは訪朝できませんでしたが、朝鮮を愛するクウェート公報人の一人として、これまで朝鮮と関連した報道を毎日のように視聴しながら朝鮮の前進と発展の強力な武器がほかならぬチュチェ思想であることを知り、チュチェ思想を研究し、朝鮮の現実を透視するために努力しました。
朝鮮の人民的施策と自主政治の根底には、チュチェ思想という人民大衆中心の政治哲学があります。
チュチェ思想は、現代朝鮮の創建と強化発展に大きく寄与した偉大な思想であり、人民の福祉の実現と自主を志向する人であれば、必ず掘り下げて研究していくべき思想です。
クウェートをはじめ中東アラブ諸国も、住民の福祉の実現と自主的な政策実施のために努力する人が少なくありません。
しかし、多くの挑戦にぶつかって退いたため、それが現実化していません。
もちろん、石油の輸出による莫大な資金によって、住民の福祉の実現では大きな成果が達成されました。しかし、地域諸国の統合実現のための活動で著しい進展が遂げられなかったために、天然資源と財貨を守り、領土保全のために大国の力を借りなければならない状況にあります。
大国の干渉が激しい中東地域で社会的正義を実現し、大衆の福祉を実現し、外部の圧力と干渉を牽制し、自主的な対内外政策を実施するためのいっそう適切な方途を見出すためには、朝鮮の経験とチュチェ思想について研究することが重要だと思います。
私は、