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    いつか金日成主席は新しく製作した農機械の作業振りをご覧になった。

    作業様子をしばらく眺めていた金日成主席は、ご自分は秋にどこかで雷がなる音がしても心配になる、雹による被害を防止するためにもこのような農機械を多く作らなければならないと述べ、ふとある幹部に雹の降りる地域を全部調べたのかをお聞きになった。

    まだ全部調べていないとの報告を受けた主席は、ご自分が観察したことによればほとんど毎年同じ地域で雹が降りると述べ、その地帯を順番に指摘しはじめた。それは専門分野の人もそこまでは調べていなかった問題であった。

    幹部たちは主席が雹のよく降りる地帯をたなごころを指すように知っていることに驚かざるを得なかった。

    ところがその驚きは次の瞬間なお大きくなった。

    雹による被害を防止する対策を具体的に教えていた金日成主席は、もう一つの問題があるとして霜による被害問題へと話題を変えるのであった。

    主席は、初霜の降りる日が最近早くなった、それを知っているかと誰かをとわず聞いた。

    ある幹部が知っていると申し上げた。しかし彼も主席の初霜が平年に比べてどれほど早くなったかという質問には答えることができなかった。

    金日成主席はその年、初霜が降りた日を覚えているのかと聞いた。

    ある幹部が地域別に初霜が降りた日付を申し上げはじめた。

    金日成主席は彼がひとつの地域ずつ報告すれば、何か見積もりをしているようでは次の地域の日付を要求した。

    幹部たちは主席が何の見積もりをしているのか見当がつかなくって頭をかしげるだけだった。

    やがて幹部の報告が終わった。

    金日成主席は同行した幹部たちを見回しながら、御覧なさい、竜川(リョンチョン)平野では平年より初霜が8日間早めて降りたと言われた。竜川(リョンチョン)平野に続いて主席は、地帯別に初霜が平年よりどれぐらい早く降りたかをいちいち説明しはじめたが、北方の白頭高原から南方の延白平野に至るまでほとんどの地域を了解していた。

    主席の教えをかみしめながら幹部たちは頭を下げた。

    金日成主席は今の気象状況からして来年には初霜が大体いつごろ降りるだろうから、被害を受けないように徹底的に対策を立てなければならないとし、地帯別にその日付を指摘した。

    翌年地帯別に初霜が降りた日付は主席が予言した通りであった。

    金日成主席が天気を正確に予言した話は、その後朝鮮人民の間で「天気に通じた伝説的偉人」という革命伝説として伝えられている。